旅好き大学生がインドのガンジス川に頭の先まで浸かってきた話
こんにちは現役大学生です! (写真はインドのヴァラナシです)
今回はインドのガンジス川で頭の先までどっぷりと浸かって沐浴をしてきたときのお話をしたいと思います。
これからインドやガンジス川に行こうと考えている人
ガンジス川?なにそれって人もぜひ読んでってください!
ガンジス川って何?
そもそもガンジス川って何?って人もいるかもしれませんね。
ガンジス川とは簡単にいうとインドにあるめっちゃくちゃ汚い川のこと。
どのくらい汚いのかというと糞尿などの生活排水や死体や遺灰がそのまま流されている川である。
一度入れば腹痛必至、なにせ病原菌の宝庫へ飛び込んで行くようなものですからね。
しかしそんな汚いガンジス川はヒンズー教徒からは聖なる水とされ神聖な場所として崇められています。
ヒンズー教徒のなかにはこのガンジス川を死ぬまでには一度は行きたい場所としている人もいるくらいです。
ガンジス川のあるヴァラナシという街では、火葬場があり、毎日たくさんの遺体を火葬している。
そして遺灰はガンジス川へと流されるのだ。
実際にガンジス川へ入ってみた
元々ガンジス川に入る気はありませんでした。
めちゃくちゃ汚いと知っていたにも関わらず、いざ神聖なガンジス川を目の前にしてみると入る以外の選択肢はありませんでした。
せっかく遥々遠いインドの地まで、ましてやガンジス川のある街まで来ているんだし...
多くの旅人がガンジス川に入る為にこの街を訪れているのに...
そう考えると今入っておかないともったいない!!て思って急遽入ることにしました。
今思うとなんというもったいない精神(笑)。
そして入る前に服を脱いでパンツ一丁になりいざドボンッ!!
どっぷりと浸かってきました(笑)。 (これから潜るぞという瞬間の写真)
奥の方では優雅にインド人が泳いでいますね(笑)。
入るやいなや川底がぬめっとしていて滑りやすい。
うっかりしていると滑って転んでしまいそうなところを耐えながら進んで行く。
私が入った8月のガンガー(インドではガンジス川のことをガンガーと呼ぶ)は生あたたかくて余計に気持ち悪く感じました(笑)。
あと、味は見た目さながら土みたいな苦い味で、木くずっぽいざらっとした感じの食感がしました。
さらっと食レポしましたが、インドで聖水と呼ばれるガンガーの水を味わい十分に堪能したところで沐浴は終了。
ガンジス川で沐浴をするとこれまでの全ての罪を洗い流してくれるというのだそうだ。
だからなのかは知らないが、この後病気になる可能性が高いのにも関わらずとても清々しい気持ちでした(笑)
おそるべしガンジス川。
その後
沐浴を終了し川からあがると爽快感に浸りながらも急いで事後の病気対策を行いました。
まず川辺へ持って来ていたボトルウォーターの水を全身にかけ、菌を落とす。
(※あくまで気持ち程度ですので本当に菌が落ちているかはわかりません。)
特に粘膜周辺を重点的に洗い流す。
大事な場所を超念入りに洗っていたのを覚えています(笑)。
(性病コワイ...。)
急いで泊まっていた宿へ戻りシャワーへ。
ここでもまた粘膜周辺や体の穴という穴をこれでもかというくらい念入りに洗う。
この日はおそらく生まれて以来で一番汚くなって、そして一番綺麗にもなった日だと思う。
入浴後は念のためにインドの抗菌薬?をもらって飲んであとは無事を祈ってました。
しかし結果としては何にも起きませんでした。
マジ、すべてのものに感謝しました(笑)
実は入る前に色々ガンジス川のことについて調べていて、入ると性病にかかるだとか1週間寝込んだとかたくさんのネガティブな情報を知ってしまっていたため入りたくありませんでした。
しかし1時間経てど1日経てども変化は起きませんでした。
たまたま運が良かったのか、それとも沐浴後すぐに水浴びをしたのがよかったのか、何が良かったのかは分かりませんがとにかく何も起きませんでした。
そうして腹痛に侵されることもなく無事インド旅の終わりまで迎えることができました。
インドでの腹痛対策はこちらを参考にどうぞ!
さいごに
ガンジス川に入ってみて世界観が変わったとか大きな変化は無いが、入ってみて良かったと思う。
それは色々な場でこういったお話ができるからだ。
インドにあるガンジス川っていう糞尿や死体の流れるヤバイほど汚い川に入って来たんだって言えるんです(笑)
入ってみて何事もなく無事だったからこそこんな呑気なことを言えるのかもしれませんが、これから入ろうかなって思っている人の不安を少しでも取り除けたらなと思ってこの記事を書きました。
あくまでも何事もなく済んだっていう一例として考えてください。
やっぱりなかには腹を壊して数日寝込むという人もいるみたいです...。
どちらにせよ情報収集をしっかりしてよく考えてからガンジス川の沐浴を決めましょう!
皆様の無事を祈っています。